■フコイダンってなに?
フコイダンは、モズクやメカブ、昆布などの海藻類に含まれるヌルヌルの成分で食物繊維の一種。海藻類が潮の流れなどで生じた傷の修復や、微生物などに食べられないように自身を守るガード的役割を果たすため海藻類にとって必要不可欠な物質なのです。
科学的には、生物界に広く分布するフコース(fucose)を主構成成糖として、硫酸基やウロン酸が結びついた多糖類です。フコイダンの種類には、昆布科から抽出された三糖類のフコイダン(フコースだけのF-フコイダン、グルルロン酸とマンノースのU-フコイダン、ガラクトースとフコースのG-フコイダン)とナガマツモ科のオキナワモズクから抽出されたオキナワモズクフコイダンとがあります。
■フコイダン発見までの道のり
フコイダンについては、実をいうとさかのぼること100年程前にはもうすでに発見されていました。しかし、そのフコイダンは糖が複雑に絡み合っているために、研究者達もフコイダンに手を焼き、その仕組みはなかなか解明されませんでした。それが近年では、コンブ・ワカメ・海草類には2種類のフコイダンがあることが分かり、その健康パワーからサプリメント先進国であるアメリカでは早くから注目され、栄養補給に、美容にと、現在では世界中の国々が研究を進めています。
近年、日本においてもTVや雑誌などのメディアに取り上げられたり、フコイダンを配合した健康食品や飲料、化粧品も数多く販売されることで広く知られるようになりました。
■フコイダンの種類について
一口にフコイダンといっても、さまざまな種類がございます。同じフコイダンでも、種類・構造・抽出方法によって活性が全く異なるのです。フコイダン解明時、まず2つのフコイダンが含有されていることが分かりました。
フコースだけのF−フコイダン・グルロン酸とマンノースのU−フコイダンです。ガラクトースとフコースのG−フコイダン、昆布の中でも真昆布の仮根(ガニアシ)から抽出された水溶性食物繊維としては、アルギン酸とグルロン酸とセルロースのL−フコイダンとGA−フコイダンは、ガニアシ特有のフコイダンと確認されています。そして、最近では、ナガマツモ科の沖縄モズクから抽出されたオキナワモズクフコイダンなどが確認されています。
■モズクを食べるだけではフコイダンは取り入れにくいというその理由。
モズクや昆布にもフコイダンは含まれていますが、良質の生の沖縄モズクですら1kgのモズクで、フコイダンはわずか1g程度。特に海藻類はほとんどが水分(食物繊維)ですから、体に良いからといって毎日何kg(バケツ一杯分)も食べる事ができません。また人間は海草を消化する酵素を持たないのでそのままの形で出てしまうんです。だからフコイダンだけを抽出したサプリメントで補給していただくのが理にかなっていますよね。
下記フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
フコイダン (fucoidan) とは、コンブ、ワカメ、モズクなど褐藻類の粘質物に多く含まれる硫酸多糖の一種である。主に L-フコースがα1-2、α1-4結合で数十から数十万個も繋がった化合物で、グルクロン酸を含む U-フコイダン、硫酸化フコースだけからなる F-フコイダン、ガラクトースを含む G-フコイダンなどに分けられる。1913年にスウェーデンの科学者 H・Z・キリンによって発見され、1996年の日本癌学会で制癌作用が報告されてから健康食品として注目を浴びるようになった。
